まるでアートのような美しさを放つ、打ちっぱなしのコンクリート住宅。
SNSや雑誌で見るたびに「これぞ理想の住まい!」と胸をときめかせた方も多いのではないでしょうか。

でも実際に暮らしてみると、「あれ?ちょっと違うぞ?」なんて声もちらほら。

コンクリート住宅には、見た目だけではわからない“クセ”が隠れています。
今回は、そんな住まいのギャップあるあると、うまく付き合っていくコツを、笑い泣きしながら(?)お届けします。

この記事を読めばわかること

  • コンクリート打ちっぱなし住宅の“クセ強”ポイント4選
  • よくある困りごと&それが起きるワケ
  • プロがすすめる対処術
  • オシャレと快適性、どっちも欲しい人へのヒント

1. 「カッコいい!」のその先にある、暮らしのリアル

コンクリートの打ちっぱなしって、なぜあんなに人を惹きつけるのでしょう。
無機質で、潔くて、ちょっとストイックなあの雰囲気。見た目はパーフェクト。

でも、実際の住み心地は……?

「なんか、夏も冬も快適じゃない」「カビ?え、こんなところに?」などなど。
理想と現実のギャップに直面する人も少なくないのです。

では、何が起きてるのか?どうすればいいのか?ここから順番にみていきましょう。

A concrete building with stairs leading up to it

2. 夏はサウナ、冬は冷蔵庫!? 断熱性の落とし穴

コンクリートは、熱を通しやすい素材。
つまり、外が暑ければ中も暑く、外が寒ければ中も冷たい。

【あるあるシチュエーション】

  • 夏:冷房効いてるのに、なぜかじっとり暑い
  • 冬:エアコンがんがんでも、足元がひんやり

これは、断熱材をサボった結果……ではなく、素材の性質。
とはいえ、工夫すれば改善できます!

【対策ポイント】

  • 外からも内からも断熱材でサンドイッチ(外断熱+内断熱)
  • 断熱塗料や断熱パネルの導入もおすすめ

「コンクリって暑い寒いって聞くけど…」という方、断熱をしっかり計画すれば住み心地もぐっとアップしますよ。

3. 湿気のトラップ。カビがこっそり忍び寄る

コンクリートの壁って、見た目はクールだけど“呼吸”してくれません。
つまり、湿気が逃げずにこもる。そして、気づけば……カビ!

【気をつけたい場所】

  • 北側の壁
  • 窓まわり(特に朝晩の温度差が大きい時期)
  • 家具の裏や押し入れの奥

【対策ポイント】

  • 壁の中に空気を流す層(通気層)をつくる
  • 換気+除湿器+エアコンで湿度コントロール
  • 調湿効果のある素材(珪藻土など)を取り入れる

ちょっとした湿度対策で、カビの発生はぐっと減らせます。
ちなみに、筆者は押し入れにすのこを敷いてます(笑)。

4. お手入れの手間は“見た目の代償”かも

コンクリート=メンテナンスいらず、と思いきや……実は真逆。

【よくあるトラブル】

  • ひび割れ(クラック)
  • 雨だれ跡や、うっすらと浮き出るシミ
  • 表面が白くなる“エフロレッセンス(白華)”

【対策ポイント】

  • 撥水&防汚コーティングはマスト
  • 定期的な点検で“劣化の芽”を早めに発見
  • 高圧洗浄などのメンテナンスも適度に

せっかくのスタイリッシュな外観、長くキレイに保ちたいなら“手間ひまかける”覚悟も必要です。

5. 音、響きます。反響型ハウスの盲点

住んでみて初めて気づく、“音のリバウンド”。
コンクリートは硬くて重いぶん、音が跳ね返りやすいんです。

【生活の中の気になる音】

  • 子どもの声やテレビの音がワンワン響く
  • 家具を動かす音が、想像以上にうるさい
  • 上の階の足音が気になる

【対策ポイント】

  • 壁や天井に吸音材をプラス
  • カーペットやカーテンなど“やわらか素材”で音を吸収
  • 音の出やすい場所は、あらかじめ間取りで工夫

「音が響きすぎてリラックスできない…」なんてことにならないよう、最初から“音”のことも設計に入れておきましょう。

6. それでも、好きだから選ぶんです

こんなにデメリットを語っておいてアレですが……
それでも打ちっぱなし住宅には根強いファンがいます。筆者もその一人です(笑)。

なぜか?

  • デザインとしての完成度が高い
  • 余計な装飾がなく、素材の魅力がむき出し
  • 他にない個性と静けさを感じられる

もちろん、「美しいけど住みにくい」では本末転倒。
だからこそ、“知って選ぶ”がいちばん大事なんです。

機能面はプロと相談しながら対策を取りつつ、美しさを存分に楽しむ。
そんな住まい、ちょっと憧れませんか?

まとめ

打ちっぱなしコンクリート住宅。 憧れる気持ちは大事。でも、現実の“ちょいクセ”もちゃんと受け止めてこそ、本当の満足につながります。

見た目だけで飛びつかず、「快適に暮らせるか?」という視点を忘れずに。
住宅展示場などで素材感や空間の音の響き方など、リアルを体感してみるのもおすすめです。

選ぶのはあなた。だけど、選んだあとに「やっぱりこれでよかった」と思えるように。

 “美”と“暮らしやすさ”、両方手に入れたい人へ。

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